![西尾茗香園茶舗の画像](https://tea-tsuhan.info/wp-content/uploads/tea-tsuhan-nishiomeikouen.jpg)
大阪府堺市にある西尾茗香園は、長い歴史をもつ老舗の店です。店内に茶室も用意されているので、気軽においしいお茶を楽しめます。さらに宇治市内に自社精選工場をもち、鮮度にこだわった商品をお客さんに提供しています。今回の記事では、西尾茗香園の特徴について解説しましょう。日本初の商品である極抹茶だしについても説明します。
1854年創業の伝統ある老舗
堺市といえば、千利休ゆかりの地として知られています。そんな堺市にある西尾茗香園は、お茶づくりの伝統を大切に受け継いできた老舗です。
お茶づくりを受け継いできた歴史
西尾茗香園は、創業以来、大切に伝統とお茶づくりの技術を受け継いできました。江戸末期にあたる安政元年、つまり1854年に創業しています。千利休が活躍した土地として有名な堺で、初代の西尾辰造が京都の宇治茶を売り出したことが始まりでした。
二代目は宇治に製茶工場を開き、三代目と共に宇治茶にこだわって販売しました。第二次世界大戦後には、四代目が静岡や九州の栽培農家からお茶を仕入れて、自社工場で精選したことで事業発展につながりました。
店舗の外観には、代々受け継いだ木製の看板が掛けられています。店内にはさまざまなお茶の商品が並び、落ち着いた雰囲気のなかで買い物を楽しめることでしょう。お茶の通信販販にも対応しており、煎茶、玄米茶、抹茶、ほうじ茶などを販売しています。
海外にも販路拡大
西尾茗香園は、伝統ある日本のお茶の文化を幅広いお客さんに提供してきました。五代目である西尾晋造は、マレーシアなどの東南アジアを中心に海外へ活動範囲を広げています。お茶づくりの伝統を守りながら、日本の豊かな食文化を国内外へ広めるために努力しているのです。
茶室・自社精選工場を所有
堺市にある西尾茗香園のお店には、素敵な茶室があります。また、宇治に自社精選工場を所有し、新鮮な茶葉を商品に加工しています。
雰囲気のある茶室
お客さんに気軽にお茶を楽しんでもらえるように、西尾茗香園では茶室を用意しています。こだわりの茶器を用意しているので、雰囲気を感じながらおいしく頂けるでしょう。
茶室には、1945年に京都の大徳寺の瑞巌宗頊(ずいがんそうぎょく)氏から贈られた書が飾られています。書には禅宗の言葉である喫茶去(きっさこ)と書かれており、「どうぞお茶でも飲んで行ってください」という意味があります。
また、お茶の選び方や、おいしい飲みかた、お茶の贈りかたなどについても相談できます。お茶に関することならなんでも気軽に相談できる雰囲気です。
宇治の自社精選工場
西尾茗香園は、京都の宇治市に精選工場をもっています。摘みたての茶葉の鮮度を保ちながら、おいしい商品に加工しています。高級茶葉である福岡八女から厳選して仕入れた茶葉も、宇治にある精選工場で加工して販売しているのです。自社運営だからこそ、こだわりの商品づくりが可能となっています。
日本初の商品「極(きわみ)・抹茶だし」を開発
西尾茗香園は、和風だしの素である極(極み)・抹茶だしを開発しました。手軽にお茶の味を楽しめて、さまざまな和風料理に活用できる便利な商品です。
こだわりの商品
近畿中南部では、堺を中心として昔から茶がゆを食べる習慣がありました。現在でも、ご飯にほうじ茶などのお茶をかけて食べる人が多いといわれています。この茶がゆの食文化を大切にしながら、本格的なお茶漬けを全国の人に楽しんでほしいという思いで、極抹茶だしが商品化されました。
簡単に調理できて、しかも間違いなくおいしいという商品コンセプトで開発がスタートしました。最初はリキッド状で商品化されましたが、約10年の販売を経てさらに抹茶の含有量とだしの風味を増して、使いやすい顆粒タイプにリニューアルされました。希少な宇治の抹茶を贅沢に使い、本格的な和風だしの素の商品化が実現したのです。
手軽に楽しめる
極抹茶だし小さじ一杯(5g)をご飯に入れ、お湯150mlを注ぐだけでちょっと贅沢なだし茶漬けが完成です。また、鯛の刺身をのせると、おいしい鯛茶漬けが楽しめます。抹茶とだしが醸しだす風味を、手軽に楽しめるでしょう。
原料には希少品である宇治の特選抹茶を使用しています。自社の撰茶工場で生産しているものの、量の確保が難しく、石臼を使用しての生産能力には限りがあります。そのため希少品となっているのです。
和風だしの素と宇治の特選抹茶の組み合わせは日本初の商品であり、特許登録出願済みです。
さまざまな和風料理に活躍
極抹茶だしは。お茶漬け以外にも、いろいろな和風料理に活用できます。お湯や水に溶かせば、天つゆやめんつゆ、湯豆腐にも楽しめます。めんつゆは、そうめん、冷やしうどん、冷やし中華にもあいます。
また、顆粒のままで冷ややっこや納豆に振りかけてもおいしくなります。納豆のにおいが苦手な人にもおすすめです。いつもの料理が、特選抹茶とだしの風味で新しい味に変身するでしょう。
まとめ
今回は堺市にある西尾茗香園の特徴について解説しました。伝統を大切に守りながら、気軽に楽しめるお茶の商品を幅広く取り扱っています。
摘みたての新鮮なお茶の味を楽しむため、店舗には茶室も用意されています。お茶に関する疑問があれば気軽に相談できて、さまざまなお茶の味も楽しめるでしょう。
極(きわみ)・抹茶だしは、和風の料理にもアレンジできる便利な商品です。HPや電話で注文できます。
西尾茗香園茶舗の基本情報
名称 | 西尾茗香園茶舗 |
住所 | 〒590-0952大阪府堺市堺区市之町東1丁1-24 |
電話番号 | 072-232-4389 |
営業時間 | 9:00~19:00(日曜日は定休のため除く) |
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