緑茶は毎日飲んでも大丈夫?飲むことによるメリットを解説

公開日:2023/06/28

日本人に馴染み深い緑茶には、健康維持に役立つ成分が豊富な飲み物として知られています。いくら体によいと言っても、毎日飲んだり、1日に飲みすぎたりすることで身体に害がないか心配な人も少なくないでしょう。ここでは、緑茶を飲むことによる健康への影響やメリット、1日に飲んでよい量の目安などを解説します。

緑茶は毎日飲むべきなのか?

緑茶は毎日飲んだほうがよいと言われています。緑茶はカテキン・ポリフェノール・ビタミンCなどの成分が含まれており、毎日1杯飲むだけでも健康維持をサポートできる飲み物です。

日本人の成人を11年間観察した研究では、1日に緑茶を多く飲んだ人は死亡率が大幅に下がったという結果が出ています。具体的には、1日に5杯飲んだ男性では12%、女性では23%と、大幅な死亡率の低下が見られました。

毎日緑茶を飲むことによる健康への影響とメリット

研究により、日頃から緑茶を飲む習慣がある人は、死亡率が下がる傾向にあることが分かっています。緑茶を日々の健康管理に役立てたい場合、緑茶の成分がどのような働きを持つのかを把握することが大切です。ここでは、緑茶を毎日飲むことで起こる健康への影響やメリットを具体的に紹介します。

ビタミンCをしっかり摂取できる

緑茶はビタミンCが豊富です。特に煎茶にすると摂取しやすく、煎茶100gあたりの含有量は6㎎と言われ、お茶1杯が200gとすると1杯あたり12㎎相当のビタミンCがとれます。

成人の1日のビタミンC推定平均必要量は80mg前後とされているので、緑茶だけでビタミンCを摂取すると考えても、6~7杯で必要量を摂取できる計算です。

病気の予防につながる

緑茶には、ビタミンC以外にも、さまざまな病気の予防につながる成分が多数含まれています。免疫力の向上に役立つポリフェノールや炎症を抑えるカテキンも、緑茶成分の代表例として知られています。

中でも、カテキン類の一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)やエピカテキンがレート(ECG)は、とくに抗ウイルス活性が高いことで知られる物質です。EGCG・EGCには悪玉コレステロールなどの働きを抑止する働きがあると考えられています。そのため、緑茶はウイルス性の病気だけでなく、心臓病・脳梗塞・脳卒中といった循環器系疾患の予防効果も期待されています。

とくに脳梗塞については、1日5杯ほど緑茶を飲んだ人は男性で42%、女性で62%も死亡率が下がることが研究で分かっており、健康対策として高い効果が期待できるでしょう。

脳機能の低下を抑止する

緑茶にはカフェインが含まれており、一定量摂取することで脳機能を高める効果があると言われています。カテキン類も、対ウイルス活性だけでなく、脳のニューロンを保護し認知症のリスクを低下されることで知られる物質です。また、アミノ酸の一種であるL-テアニンやGABAにはリラックス効果が見込まれ、ストレス軽減にも役立ちます。

虫歯や口臭予防に役立つ

カテキンには口内の細菌の増殖を抑制する効果があり、緑茶を飲むことで、口内の細菌によって引き起こされる虫歯や口臭を抑えられる可能性があります。口内の健康を整えることで、全身の健康維持・促進にもつなげられるでしょう。

緑茶は1日何杯まで飲むのが最適?

緑茶には健康をサポートする成分が含まれている一方で、摂取しすぎることで健康に悪影響を与える恐れがある物質も含まれています。緑茶を毎日飲むためには、各成分の過剰摂取に気をつけることが大切です。

緑茶は1日7~10杯までがおすすめ

緑茶に含まれる成分で注意が必要なものとして、カフェインが挙げられます。カフェインは脳を刺激し機能を高めたり疲労回復をサポートしたりするものの、摂取しすぎると神経過敏・睡眠障害・胃腸の不調などが現れることも少なくありません。

WHOでは1日のカフェイン摂取限度を300mgとしています。緑茶のカフェイン含有量は100gあたり20mgとなっており、緑茶1杯を100~200gと考えると、1日7~10杯程度飲める計算です。

妊娠中・貧血気味の人は要注意

ただし、実際に飲んでよい緑茶の量は人によって異なります。妊娠中の人の場合、WHOでは1日のカフェイン摂取量を200mgに制限しているため、緑茶は5~6杯程度にしておくとよいでしょう。コーヒーなど緑茶以外にカフェインを含むものを摂取する習慣がある人も、カフェインの摂取制限を超えないよう控えめに飲むことをおすすめします。

また、カフェインだけでなく、タンニンも健康面でメリットがある一方で鉄の吸収を妨げるため、貧血気味の人も飲みすぎには注意しましょう。

まとめ

緑茶は免疫力や脳機能の向上など、日々の健康につながる成分が多く含まれています、緑茶を飲む習慣がある人は死亡率が下がる傾向にあるため、毎日たしなむ飲み物としておすすめです。

一方で、カフェインやタンニンなど、過剰摂取が気になる成分も含まれます。とくに健康状態で気になることがない人は1日7~10杯程度を目安にし、妊娠中や貧血気味の人は少し控えめに飲むとよいでしょう。

「薬も過ぎれば毒となる」とも「継続は力なり」とも言います。健康のために緑茶を飲むのであれば、1日で大量に飲むのではなく、適量を毎日飲む習慣をつけることをおすすめします。

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